2018/03/18

【訂正あり】1日の値動きが月々の積立額を超えるのは○年後

計算ミスがありましたので、正しい計算でやり直し画像も差し替えております。

積み立て投資には期間分散とか、計画的に全自動で元本を増やしていけるといった利点がありますが、それ以外にも、徐々に積み上げていくことで、投資家そのものがリスク資産の値動きというものに慣れてくるといった教育的効果も期待できると思います。

慣れてくること、また総額が大きくなって投入額が与えるインパクトが小さくなることで、積み立て以外にも随時投入することに躊躇しなくなるのではないか? と考えています。

それとは逆に、あまり運用額が大きくなると、毎日の値動きの金額の大きさに「積み立てしてもリスクは軽減しない」といった考えにたどり着く人もいらっしゃるようです。

その見解の妥当性は僕にはわかりませんが、どの程度積み立てると追加投入によるインパクトがなくなるのでしょうか。簡単にシミュレートしてみます。


年率リターンから1日の値動きを逆算

わたしのINDEXによると、日本を含めたMSCI全世界株式インデックス(円換算)の10年間のリスク(年率)は20.6%となっています。

これを逆算すると、1日あたりの平均的値動きは約1.3%となります。計算方法は検索してくださいね。

(ただこの計算方法で1ヶ月の平均値動きを算出すると5.95%とかいう非現実的な数字が出るのですけど、まあそれはそれということで・・・)

個人的な感覚としては、ニュースで「下落した」「値上がりした」と報じられるのはだいたい1%くらい変動した時で、それより小さい場合は「小幅な」という文言が付け加えられるので、算出結果の1.3%でもちょっと多いかなという気はします。2%も変動したら大騒ぎですもんね。

まあリーマン・ショックのように激しく揺れ動いた時期を含めると、全体的に高めに出てしまうのでしょうか。一昨年の年初からの下落の時は、外国株の標準偏差は23%くらいありましたからね。

と、書いたところで思い出しましたが、これは標準偏差なので70%くらいの確率でこの範囲に収まるということですね。

とはいえ、計算上の話ですので、とりあえずこれで話を進めます。


金融電卓で簡単に計算できます

さて、この1日の値動きが、月々の積み立て金額を超えるのはいつ頃でしょうか。SMBC日興証券の金融電卓を使って計算してみます。

1万円が全体に対する1.3%になるためには、76.9万円が必要ですから、77万円に達するまでの期間を計算します。

想定利回りはやや保守的に、国債長期金利 + 5% = 5%としてみました。実は6%でもたいして結果は変わらなかったのでこちらを載せておきます。

IMG_8049.png 

はい、ということで、約5.5年かかることがわかりました。これは積み立て金額を変えても(当然)同じです。途中で増やしたり減らしたりするなら別ですよ。

6年もあれば、その間に急上昇や暴落といった期間に遭遇するかもしれませんので、あくまで机上の空論ともいえますが、どんなに大暴落の時期でも1日の値動きはせいぜいが数パーセントです。

ここまでくれば、その時の積み立て日前後の値動きでハラハラするというようなことはなくなるのではないでしょうか。1%程度のインパクトのうち、数%高かったか安かったの違いが後々に大きな影響を与えることはないでしょう。

前日に値下がりしたからと言って、慌ててストックしていた資金から投入することもないということがわかります。投入するタイミングを1日単位で見はからう必要はないということです。

これを一歩引いた視点から見ると、『積み立て投資の最初の1回目は100回以上の継続的な追加投入のうちのたった1回であるから、それが高くても安くても関係ない』ということなのですが、それを本人が納得できるのは約6年後ということになりそうです。
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