2018/03/15

「生活防衛資金」に関する素朴なギモン!?

積立投資には生活防衛資金が別で必要、もはや定説とも言えるほど浸透してきました。

一時的に収入が途絶えても、形成中の資産を取り崩さずに乗り切るための『備蓄燃料』という位置付けだと思っています。

現在の生活費の半年〜二年分くらいが適当と言われていますね。(もちろん普段の収支がプラスであることが前提ですよ)

さて、それが必要ということまでは簡単なのですが、深く考えようとすると、急に靄がかかったようになってしまいました。今日はそんなお話です。


生活防衛資金が減ったら、どうやって補填するの?

何らかの理由で収入が途絶えたり、あるいは一時的に大きく減少したとき、生活防衛資金を取り崩してその場をしのいだとして、そのような状況から脱した後、どのように補填していくかは考えたことはあるでしょうか。

減ったままでは次に同じようなことがあっては困りますから、また適正値まで増やしていく必要があるわけですが、不測の事態がいつ来るかまではわからないわけです。

方法としては三つ考えられます。

  1. 資産形成(積み立て投資など)は休止して余裕資金を全て生活防衛資金の回復に努める
  2. 生活防衛資金の回復と資産形成を並行して行う(余裕資金の一部を生活防衛資金の積み立てに回す)
  3. リスク資産を売却して生活防衛資金の回復に充てる

(1)は最もシンプルな解決法。とはいえ、回復は余裕資金からのみ行うため、場合によっては投資を再開できるまでに数年かかる可能性もあります。確定拠出年金(iDeCo)の拠出も止めてしまうと、退職金控除の額も小さくなってしまうこともデメリットです。


(2)は回復ペースをやや遅らせる代わりに、資産形成は続けるという折衷案。これは積み立て投資を開始するにあたって、生活防衛資金が不足している人もオススメの方法です。(1)の方法の問題点を解決するために、iDeCoの拠出は最低額の五千円だけでも続けて、残りは全て生活防衛資金の回復に注ぎ込むというのが良いのではないでしょうか。

(3)は・・・うーん、どうなんでしょう? 売却しないで済むための方法が本末転倒になっているような気も? 最も速やかに安心することができますので、猛烈に利益が出ている時など場合によっては有りかもしれませんね。くれぐれも含み損が出ている時にはやらない方がいいと思います。

ほかにも、適正額の80%に達するまでは(1)を採用し、その後は(2)に移行するなどのハイブリッドな方法を使うのもありかもしれません。切り替えの時期は「なんとなく気分で」になってしまいそうですが、そこを厳密に決めてもあまり意味はないような気もします。


リタイアしたら、生活防衛資金はどうなるの?

生活防衛資金って、積み立て中の資産を途中で売却しないための『備蓄燃料』でしたよね。では、リタイア後はどうでしょうか。

リタイア後はそもそも労働収入は無くなってしまいますし、ぐうたら寝ていても、年金という定収入は入り続けるわけです。これって、もう「生活防衛資金は必要ない」と言えなくないですか?

これについては二つのオプションがあると思います。

  1. そんなことはない。急に大きな出費があったときのために、今まで通り取っておく
  2. もう必要ないので、別会計をやめてアセットアロケーション通りに配分しなおす

安全を期するなら(1)、理想主義的には(2)ということになるかと思います。急に大きな出費が必要になったときに、相場が良いとは限らないということをどう考えるかによるのではないでしょうか。

しかし、ここまでくると『大きな出費』の額をいくらに見積もるかという話になってしまい、きりがない気もしますね。

ということで、もう一つ新たなギモンが生まれてしまいました。


急に大きな出費が必要になった場合は、どうするの?

たとえば病気や怪我などで治療に多額の費用がかかるとなったとき、そのお金はどこから出すのか? 生活防衛資金から出しちゃって良いの?

この問題に関しては、僕はまだ結論が出せていません。貧乏なのですぐ使い果たしてしまいそうですから、保険とかを利用した方が良いのでは?(正しい保険の使い方・・・)

その出費が一回きりで、生活防衛資金で足りるならそれでも良いような気もしますし、たまたま運用資産に利益が出ていたらそちらから一部持ってくるのも良いような気もします。

資産形成は老後のためと決めつけることはないという意見もありますし、必要な時に使うためのお金だと言われたら確かにその通りです。

それに、いずれにしても持ち金で足りなければ取り崩さないとお金が払えませんことですし・・・


生活防衛資金ってなんだ?

とここまできたところで、じゃあ『生活防衛資金』なんて名前をつけて別管理しなくても、単に総資産の一定割合をキャッシュで持てば良いじゃないか! という話も出てきたりするわけなんですよね。

思ったよりも難しい、迷路に入ってしまいました。もう少し考えていきたいと思います。
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コメント

非公開コメント

No title

私も「生活防衛資金」の解釈には迷いましたが最終的には総資産の一定割合をキャッシュで持つというのがしっくりきています。

たぶん総資産が少ないうちは別管理しておいた方がリスク資産が減少したときに安心できるという意味合いが強いと感じます。

逆に言うと資産が増えてくると生活防衛資金という役割は希薄になります。積立投資額が大きくなるとドルコスト平均法って意味ないやんと感じるように。

Re: No title

クロスパールさん、コメントありがとうございます。
「最低これくらいは確保しておきたい」というような額に達したら、あとはどうでも良くなってくるものなのでしょうか。
僕はまだその域には程遠いですが、十分安心できるようになればまた考えも変わってくるのかもしれませんね。