2018/01/03

インデックス投資のステップアップ

以前も述べた通り、初心者にオススメするインデックス投資は全世界株式インデックスファンド一本のつみたてです。

参考記事:これから積み立て投資を始める初心者にすすめるならどのファンド?

さて初心者にオススメするなら全世界株式ですが、続けているうちに少しわかってくるとその方法がベストではないかもしれないことに気づくかもしれません。

それは経費のことです。ベストかどうかは人によって変わってきます。


経費と手間の関係

全世界株式インデックスファンド一本による投資はとても簡単ですが、2ファンド、3ファンドを組み合わせる方法に比べるとやはり少しだけ掛かるコストが高くなっています。

これは便利さの対価とも言えますし、集まる資金から考えてファンド側の採算の面から安く設定できないということもあるかもしれません。
(通常は一つにまとめたものより先進国・新興国のように分けたファンドの方が資金が集まりやすい)

数字的には0.1%に満たない差でも運用資産が1000万、1億と積み上がってくると金額的には結構ばかにならなくなってきます。

コストが0.1%違うと1000万では年間で1万円、1億で10万円。年間コストですから10年だと10万円、100万円。うーん積み重なるとなかなかのものですね。

まあぼくのような貧乏人にはあまり影響してこない遠い数字ですが、それでもおそらく1000万くらいにはなると思いますので、まるっきり関係ないとも言えないところです。

とはいえ、手間というのは投資を辞めてしまう理由にもなり得るほどの大きな要素です。わずかなコストでそれが解消できるとすれば安いものかもしれません。

インデックスファンドだってそうですよね。代わりに運用してくれるからこそ運用管理費を払っているわけです。

まずこれがわかってくるまでは全世界株式一本で積み立てるのが良いと思います。そしてコストについて気にかかってきたら、次のステップを考えます。まずは始めることが大切です。


ステップアップの具体例

では具体的にどう組み合わせるのか見てきましょう。現時点での浮動株調整時価総額比を参考に、単純化した割合で表記します。

几帳面な人は0.1%単位まで細かく決めても良いとは思いますが、面倒なだけだと思います。

2ファンドの場合

日本株式 10%
全海外株式 90%
※配分は定期的に見直し

3ファンドの場合

日本株式 10%
先進国株式 80%
新興国株式 10%
※配分は定期的に見直し

2ファンドと3ファンドでは後者の方がよりレベルの高い運用になりますが、必ずしもレベルが高いからと言って安くなるとは限りません。一時的に系比率が逆転したり、並んだりすることもあります。

また2ファンドより3ファンドのほうが運用がより複雑です。2つであれば一方の割合が決まれば、もう一方は自動的に決まりますが、3つとなると最低でも2つの比率が決まる必要が出てきます。計算量で言えば2倍の差があります。

これは例えば売却時に問題となってきますし、(定期積立ではなく)スポット購入の際にも計算が必要です。こういった細かい手間の積み重ねが案外やる気を無くさせるものです。

経費の削減量と増える手間のバランスを考えてどの方法をとるか決めるべきでしょう。先ほども述べたように一時的に差が無くなる場合もあります。最新の状況に合わせて右往左往するのは、かえって運用を難しくします。

ステップアップしないという選択肢も考えるべきです。


いつでも移行できるし、戻ることもできる

全世界株式インデックスファンドには利点があります。それはあらゆる市場にあまねく資金を投入できることと、もう一つはその配分にはっきりとした指標があることです。

経費削減のためにファンドを分けた場合にも、時価総額比例で積み立てればほぼ連動することができますし、やっぱり無理だからやめようとなったとしても、また全世界株式に積み立て設定を戻すだけでOKです。買ってしまったファンドも放っておけば各々が勝手に連動してくれます。

最初の一歩で「効率的フロンティア」だとか相関係数だとか複雑な計算から導き出した最適ポートフォリオなどと考えすぎていると後が面倒ですから、やはり最初は全世界株式インデックスファンドで始めるべきでしょう。

いつでもステップアップできて、いつでも戻ってこれるということは覚えておくと良いと思います。
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