2017/12/13

米国含む外国株ファンドに投資できるわれわれは恵まれている

われわれ日本人がインデックスファンドを通じて海外株式に投資しようとすると、いわゆる外国株ファンド(先進国株・全海外株)の約半分は米国株で占められています。

時価総額比例インデックスならたとえ全世界株式でもそうなので、当たり前といえば当たり前ですが、そうなると

「全世界株とか言ってもけっきょくアメリカ次第なんだから分散の意味なくない?」

とか

「米国株とそれ以外とで分けたほうが合理的」

というような疑念がどうしても生まれてきてしまいますよね。


アメリカで米国+その他が主流なのは、自国だから

実際、投資大国である米国では、米国株と、米国除く先進国株、新興国株といった分け方で投資信託が構成されています。

ETFを使ったロボアド大手のWealthfrontでは米国株について「歴史的に他国よりリターンが高く資産のコアとして最適」というような説明がついていたりしますし、『海外株』には「米国よりリターンが低いが分散としては役に立つ」というようなことが書いてあったりします。

でもこれは、米国が単体として成り立つほどの巨大なマーケットだからというよりは、単に自国だからに過ぎないと考えるべきでしょう。

米国に次ぐ投資大国で、株式市場における時価総額が日本に近い、英国で売っているインデックスファンドは英国株と、英国除く欧州株式英国除く世界株式英国含む世界株式となっています。

株式市場の時価総額でいえばとても小さいオーストラリアではどうかというと、やはり豪州株と、それ以外となっています。

米国除くではないのです。(まあそういうファンドもありますが米国籍ファンドを売ってるだけ)

日本でもそうですよね。日本株と、それ以外。特に深い理由はないのです。

米国では、たまたま自国株が最強だっただけの話です。運が良かったですね。


株式インデックスは指数会社が適宜入れ替えてくれる

米国集中投資は現在のように、米国が世界の中心であることが前提となっています。

それはそこそこ確度の高い予想ではありますが、米国が(日本のように)しぼんでしまった場合、米国だけに投資していたとすると大損してしまいます。

これは単一の国に絞り込んで投資するとどうしても避けられないリスクです。

その点、MSCI World Index(先進国株)やMSCI Kokusai(日本除く先進国株)、MSCI All-Country World Index(全世界株)といった複数国にまたがる指数の場合、とある国を指数に組み入れるかどうかは指数会社の判断に委ねられています。

先進国株であれば、経済レベルだけでなく外国人から見たときの投資しやすさなども考慮に入れて決定されますので、実質的には『投資適格国』が組み入れられると考えて良いでしょう(ギリシアは経済破綻したので新興国に格下げ)

余談ですが、新興国インデックスには先進国から「落ちてきた」国が組み入れられたりするのを見ると、べつに成長著しい国が組み入れられているわけではなく、投資としてはやや信用格付けが落ちる国の集合と見るべきでしょう。

本当に米国株が最強なのであれば、いずれは米国が占める比率はじわじわ上がっていきそのうち100%になるはずなので気にする必要はないでしょう。

でもそれ以外が台頭して米国と並ぶような事態になった時でも、指数会社が勝手に新しい国を組み入れてくれるので、われわれはただ株式インデックスファンドを持っているだけで対応できるのです。


怪我の功名?

米国では、米国株が自国株として分けられているために、わざわざ二つのファンドを使わないといけなかったわけですが(最近はTotal World Stockのような全世界株もできましたけど)、

われわれ日本人は、幸か不幸か自国株が世界経済に占める割合はわずか10%程度とごく小さなものとなっているおかげで、自国を除いた『外国株インデックス』一本でほぼ世界を網羅した状態で投資できるということです。

しかも現時点で世界最強である米国も含まれています。素晴らしいですね。とてもラッキーです。

必要であれば、日本株式も少し組み入れればいいだけのことですし、面倒なら外国株だけでも良いでしょう。自国の時価総額が小さいからこその利点といえるでしょう。

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