2017/11/23

インデックスファンドは固定費引き下げ余地の縮小で運用の質が問われる時代に

それにしてもeMAXIS Slim 新興国株式(slim新興国)の思い切った値下げにはびっくりしましたね。
これによって値下げ追従への絶大な信頼を得たと見て良いでしょう、インデックスファンドは全てeMAXIS Slimシリーズを買っておけばいいんじゃないかと思ってしまいます。
とはいえ、こうなると他の運用会社も追従してくるでしょうから、結果的には横並びということになりそうです。
ところが話はそう単純ではないというお話です。

運用の質とは

さて、ミューチュアルファンドには明示された運用管理費用(信託報酬)の他に諸経費がかかりそれを合計して経費率とか実質コストいう名前で呼ばれています。
運用管理費用を除く運用コストのほとんどは(ファミリーファンド方式の場合)マザーファンドの運用コストです。これは通常マザーファンドの純資産が増えると反比例して下がっていきます。

運用報告書によると、
<購入・手数料なし>ニッセイ外国株の場合、名目上のコスト以外に0.119%の運用コストがかかっていることがわかります。→ニッセイ外国株の運用報告書
このうちマザーファンドの運用コストがおよそ0.116%ですから、だいたい合致していますね(ニッセイのマザーは半年ごとに決算なので2倍して算出)

たわら先進国株式とマザーファンドを共有するDIAM外国株式インデックスファンド<DC年金>の場合だと0.035%です。
こちらのマザーファンドの運用コストは0.030%となっています。ほぼ合ってますね。
ちなみに前年のマザーファンド運用コストは0.038%となっています。

eMAXIS slimとマザーファンドを共有するeMAXIS先進国株式の場合は0.106%となっています。
このうちマザーファンドの運用コストが0.103%、あれ、なんか多いぞ
念のため前の年の運用報告書を確認すると、ファンドの運用コスト(名目コスト除く)が0.088%に対してマザーファンドの運用コストが0.046%となっています。不可解ですね。

野村AMのFunds-i外国株式の場合、表示外のコストが0.021%、そのうちマザーの運用コストが0.008%と群を抜いています。優勝です。

たわらとeMAXISのマザーファンドの規模ははっきり言って互角で、ニッセイの3倍以上ありますから、年によってこのように経費に大きな差がつくこともおかしいですし、子ファンドの経費が増えたり減ったりしているのも腑に落ちません。

もしかして三菱UFJ、運用が下手なのでは?


安定した運用が求められる

このように表示上のコストと、実際の運用コスト、また見かけ上の運用規模と実際の運用コストには各社違いがあることがわかります。
(ニッセイのショボさも)
ぼくがeMAXIS slim先進国株をつみたてNISAの候補から外したのもそういう理由です。

はっきり言ってここまで気にするのはマニアの領域ですが、同じ店で買えるなら性能の良いものを買いたいものですよね。
というかここまで固定のコストが下がってきたら、そういう細かいところでしか差がつかないです。

あまり気にしない程度には気にしていきましょう。
ちなみにiDeCoなんかだと業者が用意したものしか買えないので、あるものの中から選ぶことになります・・・。

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