2017/10/28

ロボアドバイザーの選びかた

去年あたりから急に盛り上がってきたロボアドバイザー(ロボアド)による運用一任。
ぼくはメンドくさがりなので、十分に低コストで、納得のいく運用をしてくれるならありだと思っています。
今の所、任せるに値するサービスは出てきていませんね。コストが高すぎたり、つみたてNISAに対応できなかったり、配分に納得いかなかったりです。

さて、ロボアドバイザーという言葉の定義が固まっていないせいか、共通点としてはコンピュータがアンケートを元に提案するということころまでで、後の特徴は本当にまちまちと言った感じです。

分ける方法としてはいろいろありますが
・自動で運用してくれるか、ポートフォリオの提案のみなのか
・使う商品がミューチュアルファンドなのか、ETFなのか(これは無意味な分類だと思います)
・円建てでの最適化なのか、ドル建てなのか

などなど他にもあるかもしれませんが
僕としては

全てを預ける前提なのか、リスク資産の中身だけのアドバイスなのか

という点について重視したいと考えています。
ロボアドバイザーの利点は何と言っても省力化ですから、今まで自分で考えたり、実行していたことを代わりにやってくれるのが理想です。いろいろ手を出さずに完結できるのがいいですからね。
この観点から見ていくと、ロボアドバイザーの特徴がよく見えてきます。

たとえばWealthNaviは生活費や特別な出費のための資金を除いた余裕資金すべてを運用することを考慮に入れているようです。
Theoはアドバイス前のアンケートで、他に持っている金融資産(おもに現金)を推定するための質問が入っていて、それに合わせて調整するようですね。
松井証券の投信工房では最大リスクでも比較的保守的な内容になることから、余裕資金全てを預けることを想定しているような気がします。ゴールドを組み入れるというのもそれを感じさせます。
他には、みずほ銀行のSMART FOLIOは、簡易版ではリスク資産の中身のアドバイスだけですが、高機能版では(たいへん余計なお世話なことに)ライフイベントなどまで想定していろいろ計画を立ててくれますので全体の資産の管理と言えるでしょう。
マネラップも総資産管理タイプですね。人生計画にまで言及されるのはちょっと面倒な気もします。
他のサービスは、いくつか見て見ましたが基本的にはリスク資産部分の中身だけのものが多いみたいです。

他には個人的なイメージになりますが、アンケートの質が大きく違うのでここも評価の対象だと思います。

よくあるロボアドバイザーでは、数種類のグラフを見せて、このうちのどれがあなたの好みですかということを訪ねてきますが、これを見せられて、自分のリスク許容度に合ったものを選択できるかといえば、おそらく不可能ではないかと思います。
それがわかっているなら、最初から数種類のポートフォリオの過去成績を見せて、それから選ばせたら完了であって、他の質問は全く無意味ですからね。
しかもたいていのグラフは、最後に大きく上がっていますが、これが誤解を誘発していると思います。最後にちょっと下がっているくらいの方が、正しい選択ができるはずです。
このグラフが登場するロボアドは、あまり信用できないと言っても良いのではないでしょうか。
本場アメリカのロボアドでもこれがあるものとないものがあります。

WealthNaviやTHEOは、値動きのグラフを見せて選ばせるということはしませんのでこの点では良いと考えています。年齢(リタイアまでの期間)や、現在の収入、金融資産などを推し量るための良い質問が並んでいると思います。
楽ラップは心理学的アプローチなのか、質問内容が投資とは関係ないものが多いですので特徴的ですね。これが金融に適用できるのかは不透明です。

このサービスがどの程度一般的になるかはわかりませんが、一つの方法として選択肢になる時代が来るといいですね。
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