2017/11/21

ホームカントリーバイアスという言葉に惑わされるな

ホームカントリーバイアス(ホームアセットバイアス)という言葉をご存知ですか

投資や資産運用において自国に偏重しがちであるということを述べた言葉です。
そのような状態を批判するようなニュアンスで使われることが多いです。

というのも、はっきり言って日本の株式のリターンがパッとしないからであって
世界といいますか、主にアメリカのリターンが突出して高いのが理由と言えるのではないでしょうか。

井の中の蛙大海を知らずと言いますが、つまり高いリターンが投資の目的であるならば、海外投資に躊躇する理由はないというわけですね。
これはこれでただしいと思います。

ですがホームカントリーバイアスは間違いであるとか、悪であるとか、これは普遍的に言えることなんでしょうか。
結果的に自国にだけ投資していた方が成績が良かった国の人は?

Vanguard社の創設者、ジャック・ボーグル氏はすべてを米国の株式と債券のインデックスファンドで運用しているそうです。そして「私は正しかったのだ」とまで述べています。こちらの記事で確認できます。
ただしVanguard社そのものは国際分散投資を推奨しています。上記はボーグル氏の個人的な見解です。
他の資産運用会社もVanguardと同様の論調です。

しかしながら、資産運用会社というのは営利団体ですから、ある程度のセールストークが含まれていると考えるべきでしょう。色々なファンドがたくさん売れた方が嬉しいでしょうし。
どれが一番儲かりますなんてことは言うものではないでしょう。

また、日本において国際分散投資という考え方が台頭してきたり、販売側からの声が大きくなってきたというのがまさに日本経済が低迷していた時期であることから、ホームカントリーバイアスの劣等性をことさらに煽る風潮は、やはり商業的な意味を考えざるを得ません。

常識的に考えて、国内一辺倒ではなく半分でも外国へ投資していれば、ホームカントリーバイアスからは解き放たれていると言って良いのではないでしょうか。
過去の成績を考慮に入れないとすれば、計算上は海外も日本も期待されるリターンはほぼ同じと言われています。
また税金や運用コストなどの面で、国内資産の方が合理的に有利な点もあります。
国内株式を買い支えることで、国内企業を応援したいと言うような考え方もあるでしょう。
投資の直接的な目標は金儲けですが、目的は一つだけとは限らないものです。
(べき論はとりあえずおいといて)

自らの信念のもとに、その配分にしたのであれば、違う視点からみた合理性には耳を傾ける必要はありません。信じた道を突き進めば良いのです。


以下余談。

ただしインデックス投資のかたわら、個別銘柄に手を出したりして優待株とかをちょこちょこ買ってるうちに、気がついたら日本の株式が資産の大半になっていた、というような状態を戒める分にはとても有効だと思います。
一時の感情や成り行きに流されるのは良くないです。

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