2017/11/19

EXE-iでは楽天・バンガードに勝てない理由

さてSBIアセットのEXE-iシリーズに新展開があり、計算上のコストでは楽天・バンガードシリーズを凌駕する商品を投入することが明らかになりました。

しかしながら、EXE-iシリーズが楽天・バンガードシリーズよりも成功を収めるのは難しいだろうと断言できます。
以下に理由を述べます。

Vanguardとはブランドである

日本において、Vanguard社のブランド力は圧倒的です。
これはひとえに、Vanguard社とセゾン投信が長年活動し、投資家に対する教育に尽力してきたことによるものですが、楽天はそれに丸々乗っかった形で投信の組成に成功しました。

実際、Vanguard社のETFは低コスト、継続的な値下げ、一貫した信念、そして変なものを作らないという信頼により大きなシェアを獲得しています。
国内上場こそしていませんが、国内でのファンの数で言えばiSharesよりもブランド力は高いと言えるでしょう。

つまり楽天・バンガードシリーズの購入者の何割かは、VanguardのVT、VTI、あるいはVWOというETFが欲しくて買っているということです。
VanguardのETFが買いたいけど買い付けコストや外貨が関係するなどの障壁で買えなかった層を取り込むことに成功しました。
これがどこのかわからないETFではそうはいかなかったでしょう。

EXE-iは意味不明

EXE-iシリーズはETFを買い付けるだけのファンドとしては先駆者ですが、運用方針が「とにかく低コストなETFに投資する」となっているようで、当初はVanguardのETFも組み入れていたものの、最近はもっと低コストのドマイナーなETFに切り替えています。

今回新規設定されたEXE-iつみたて○○シリーズも、確かに低コストですが新規設定間もないものや、純資産額、取引量ともに圧倒的に劣る商品に投資しています。
取引量が頼りないことから海外のロボアドでも直販系以外はまず採用していません。

さらにグローバル株式に関しては、ベンチマークに設定している指標に連動していない商品を組み合わせて、しかもその組入比率も実情とずれているという、意味不明な商品になっています。
途中からずれてくるならともかく、最初からずれているというのは前代未聞です。

もちろんこれまでのEXE-iの方針を考えれば納得のいく話ですが、楽天・バンガードを意識するあまりにインデックスファンドとしての根幹がぶれているのは、つみたてNISA対象商品の条件の穴を突いたハナクソ投信と言わざるを得ないでしょう。

この点、購入するファンドを一本に限定し、筋が通っている楽天・バンガードには安心感があります。
唯一不利な点である、コスト面を凌駕するほどの利点があると思います。
そのコストも、運用管理費用の見直しによって改善が可能です。

楽天・バンガードは売れ続ける

以上の理由により、EXE-iつみたてシリーズが販売開始になったとしても、SBI証券では楽天・バンガードシリーズが売れ続けるでしょう。この勝負楽天の勝ちです。


余談になりますが、Vangardの日本法人のウェブサイトには、その辺の証券会社や投資本、投資ブログが吹っ飛ぶほどの含蓄に富んだ、投資に関するアドバイスが掲載されており、Vanguardの商品を保有していなくても、一度は読んだ方が良いと言える投資教育を掲載しています。
これを読めば、Vanguardにファンが多いのも納得されると思いますよ。

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