2018/11/06

資産形成のポートフォリオはシンプルが一番良い

59827414f2c2338703801491533d317b_s.jpg 
資産形成家、いぬデックスです。

突然ですが、自分が資産運用(投資)をしているのか、資産を形成しているのか、どっちだと感じているでしょうか。

僕の場合、資産形成に積み立て投資を利用している、と思っています。資産形成家と名乗るだけのことはありますね。

資産形成(=将来の収入源の確保)の道具として投資信託を使うならば、できる限りシンプルな方が何かと良いことが多いです。投資の手法に工夫を凝らすより、人生の他のことに時間を使うことができます。

そんなわけで、できることなら株式投資に関しては一本の投信で済ませるのが理想です。


シンプルなポートフォリオの考え方

さて、できるだけシンプルにした方が良いと言いますが、では具体的にはどうすればということを考えます。

ここでのポイントは、日本ではNISAの制度上、複数商品間でのリバランスがやりにくいことです。途中で売却してしまうとその時点までで非課税という特典が終わってしまいます。ですのでなるべく売却しないで済む方法(積立額の変更など)でバランスを取ることになりますが、かなり面倒です。

ここはファンドの内部でやってもらうか、ファンドの構成そのものが売却が発生しにくいものを選ぶのが賢明です。具体的には以下のものが選択肢に上がってくると思います。(ここでは債券を含む商品は省いていますがバランス型も良い商品です)
  1. 米国株式
  2. 先進国株式
  3. 世界株式(除く日本)
  4. 世界株式(時価総額基準)
  5. 世界株式(その他の配分)
1〜3に関しては、その時点での時価総額比例配分で購入することになりますので、ただ保有しているだけでは内部での売買はほとんど発生しません。ほぼ完全なバイ&ホールドです。

下に行くほどカバー範囲が広くなっています。1と2ではコストはそれほど変わりませんが、3と4には新興国が含まれてきますので、運用コストが増え、また基準価額の変動が大きくなります。カバー範囲を広げることと、コストやリスクの増加が割に合うと考えるかどうかが基準になります。

5は時価総額とは違う基準で、日本・先進国・新興国の三つを組み合わせるバランス運用を行う商品です。比較的高くなったものを売り、安くなったものを買い増すことになるため、ただの加重平均よりはリスクとリターンの関係が改善することがわかっています。

商品数は多くなく、実質的には3地域均等配分くらいしか出ていませんが、これくらい大雑把でも問題ないでしょう。配分にこだわりたい人は一本だけでの運用には向いていません。無限に組み合わせが考えられる上に、ニッチな配分のファンドは売れませんので継続性が怪しくなってしまいますからね。(じっさい3地域均等も流入がやや怪しいです)

この中でどれが良いかというのは、本人が考えることで、僕から一つお勧めするというのは難しいです。実際にはこれとは別に、債券やキャッシュといった安全な資産を含めた全体での評価になりますので、株式の中身だけをクローズアップして考え過ぎてもあんまり大差がないとも言えます。

「どれが伸びるかわからない」にも二種類あって「だから他の人と同じリターンでいいや」というのと「だから全部並行して買う」というのがあり、前者は時価総額インデックス、後者は均等配分になるでしょう。

個人的な考えでは、もはや新興国は無視できない存在だろうと考えていますので、4もしくは5を選びたいところです。僕は日本の株式であってもインデックスでの投資をしたいと思っていますので、日本を含んでいても問題ありません。

しかし新興国はリスクばかり高まってリターンは改善しないという意見もあると思います。カバー範囲を広げたからといって、リターンが増えるということはありません。変動の範囲を狭めて資産形成の予測を立てやすくしたいと考えるならば、新興国を含まないものにするのが良いでしょう。

まとめとして、判断のポイントは
  • カバー範囲
  • コスト
  • リターン÷リスクの関係
この三つを軸に、総合的に考える必要があるということです。


深く考えない方が良い

積み立て投資に関する書籍などにも、モダンポートフォリオ理論であるとか、最小分散であるとか、自分で考えてアセットアロケーション (という名の実質的にはリスク資産のポートフォリオそのもの)を決めましょうとか書いてありますが、それほど重要ではないように思います。

先ほども述べましたが、どうせ株式以外の安全資産などで影響は薄まってしまいます。極端な構成でもない限りあまり変わらないでしょう。また資産規模が小さいうちは金額的にもほとんど意味をなさない程度の差です。

もしも、いつまでたってもオリジナルのポートフォリオやアセットアロケーションといったことに並々ならぬ興味があるとすれば、それはもはや趣味や副業に近いものに変化しているとも言えます。

これはこれで楽しいことですから否定するつもりはありませんが、資産形成という本来の目的からは外れてくるかと思います。

念の為言っておきますが、それなりに勉強した結果そこに落ち着いたということで、資産形成ならば勉強しなくて良いというわけではないというのが僕の意見です。しかし、積極的にリターンを求める人に比べて少なくて済むのは確かでしょう。
関連記事

応援よろしくお願いいたします。こちらから他の方のブログも見ることができます
にほんブログ村 株ブログ インデックス投資へ にほんブログ村 株ブログ 積立投資へ

コメント

非公開コメント