2018/07/08

バランスファンドのベストバイとは?

何となく気が向いたので、つきあい方別に、バランスファンドのベストバイを考えてみました。

個人的な思い込み強めでお送りします。

参考記事:バランスファンドとのうまい付き合い方


ほぼ全財産を預ける場合

この場合、ファンドのアセットアロケーションはリスクレベルが重要になってきます。

人それぞれ求めるリスクレベルが違いますし、状況によって変化するものでもありますからたった一つを選ぶのは難しいと思いますが、リスクレベルごとに複数のファンドを用意しているシリーズから選んで、本人の状況の変化に合わせてファンドを乗り換えるのが良いと思います。

基本となる一本のファンドと、無リスク資産や国内債券ファンドとの組み合わせでリスクを調整すれば良いという考え方もありますが、(それは次の項でやしますので)そもそもそういうコントロールが面倒臭いからこそ任せているという点をあえて重視して選んでみます。

実は従来から、年金バランスなどといった名前でそのような商品は存在しており、コスト水準もなかなかのものなのですが、配分の大半が日本に割り当てられており、今となってはそれほどオススメというほどでもなくなってしまいました。

ということで、ここでは国際分散投資を重視した比較的新しいものの中から選定したいと思います。

eMAXISシリーズはこのジャンルでは遅れをとっています。eMAXIS最適化バランスシリーズはコンセプトは悪くないのですが、どうも高付加価値を目指した商品であるらしく、コストの高い商品となっているからです。

たわらノーロード・バランス(堅実型・標準型・積極型)はコストも最低水準で、マザーファンドも大きいものばかりなので安心できそうです。三菱と同様に最適化バランスシリーズは高付加価値商品のため投資する価値はありません。

何かあるとすれば、どうしてこの配分にしたのか、今後もこの配分のまま変えないのかという点が不明瞭なのが少し気になりますね。とはいえバンガードが米国で展開しているLifeStrategy Fundsというバランスファンドもそこには特に言及がありませんので、それはそれでいいのかもしれません。あまり深く考える人にバランスファンドは向かないというのも確かです。

全くといっていいほど宣伝されていないのも気になります。もはや単品ファンドでは覇権は取れないのですから、どこか別の分野で一つくらいは一位を取っておかないと、たわらというブランドそのものが廃れてしまう気がするのですがどうなんでしょうか。

また従来より設定されている世界経済インデックス・ファンドにも債券比率によって3種類用意されていますが、これも高コストの旧世代商品ですので今から手を出すのは良くないと思います。

最近設定されたファンドで注目度が高いものとしては楽天・インデックス・バランス・ファンド(株式重視型・均等型・債券重視型)がありますが、債券を担当する部分が高コストなファンドを利用している楽天・バンガードシリーズはやや不利であると言えそうです。

そんなわけで、個人的なベストバイは『たわらノーロード・バランス』シリーズとさせていただきます。

と、ここまで書いたところで言うのもどうかという感じですが、松井証券の投信工房がほぼこのリスク調整機能と自動リバランスを備えたサービスを、複数ファンドを組み合わせてやってくれています。途中でのリスクレベル変更も自由です。つみたてNISAに対応していないのが非常に残念です。


資産配分の一要素としてとらえる場合

中身についてあまり考えなくて済む、盆栽のように面倒を見なくて良いという点がバランスファンドの利点です。ですので、投資信託としての運用はこれ一本でお任せしておけばよろしくやってくれそうなものを選ぶと良いでしょう。

バランスファンド以外のもの(キャッシュや、債券ファンドなど)を別で持ってバランスを取ることができるということを考えると、債券があまりたくさん含まれているものは良くないかもしれません。

ということを考えますと、これをバランスファンドと呼んで良いかどうか疑問の余地位はありますが、『eMAXIS Slim全世界株式(3地域均等)』がベストバイとなるでしょう。

REITを入れたいなどとわがままを言ってはいけませんよ……そういう人は、eMAXIS Slimバランス(8資産均等型)を選びましょう。

投信工房で内外株式とREIT、新興国株を均等に配分したオリジナル5資産均等を作るのもいいかもしれませんね。(ただしつみたてNISAではREIT単体のファンドを購入することはできません)


収入源の一つとしてとらえる場合

上の項目と似ていますが少し違います。安全資産とのバランスを取らず、投資信託は投資信託で効率的な運用をしてもらおうというのがこちらです。

そうしますと、ファンドのシャープ・レシオ(リスクあたりの効率)が高いものがよくなってきます。すると債券がある程度含まれているものがリターン/リスクを向上させる効果が高く、またその構成要素も多い方がより効果も高くなります。

(予想や個別の特性を考慮から外すならば)分散の効果が最も高くなるのは均等配分です。よってここでのベストバイは『eMAXIS Slimバランス(8資産均等型)』となります。

REITはつみたてNISAの対象外になったことやそもそもあまり人気がないことから、コスト競争があまり発生していないために単品で買うよりバランスの方が安く組み入れられるのでお得です。
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